前進する姿勢

hellben lab. トッシー

2008年12月09日 01:02

さてさて、最近本当に寒くなってきましたね〜

夕べは久々にマドナシ氏が主宰するライブイベント『スキマ産業』を観に
木屋町のアバンギルドへ行ってきました。

少し遅れて入ると既に人で溢れており、名古屋から来た「ICHI」さんの演奏が。
彼の演奏を見るのはこれで4回目です。
『一人音響オモチャ箱』と申しましょうか、昔のテレコから
コントラバス、シンバル、トランペット最後には
被っている帽子からクラッカー(パーティとかで鳴らすやつね)が発射されるわで。
観て、聞いて飽きさせないライブパフォーマンス!
ライブ終了後、竹馬に乗って帰っていったのはウケました


さて次は、京都の至宝「勝野タカシ」さん!
勝野さんの演奏もほんと、二年振りぐらいに観ました。
ギター運指はやはりスゴい!
実は二年前の下京体育館での『ASOBOフェス』でも宮嶋哉行氏と共に
サウンドナビゲーターをして頂いたんです。

マドナシ氏が主宰するこの『スキマ産業』の良いトコロは
ボロフェスやみやこ音楽祭では呼ばない京都の最良質で長谷川健一氏など、
いわゆる「京都でもアンダーグラウンド色の濃いながら本物のミュージシャン」を
時折、ラインナップしているトコロ。
勝野さんの演奏を聞きながら、マドナシ氏と話していると、
「勝野さんを呼ぶのが今回の裏テーマの一つやったんですよ」と…。
僕はこの姿勢にとてもシンパシーを感じています。
いわゆる、若い子達が普段観る事のない本物のミュージシャンを入れることで、
演奏者と観客側の双方に刺激的で素敵な時間が生まれます。
次はぜひ、サイコウさんをお願いします!


そして、次はこのイベント主宰のマドナシ氏率いる「キツネの嫁入り」の演奏。
「最近、やたりとプログレ関係からイベントを誘われるんですよ〜」と(笑)
演奏が始まるや一年半ぐらい前に観たときの音と全然違い、危うさが無くなったというか
とても厚みのある演奏とアレンジ力がドーン!と増していてビビリました。
「こんなに演奏上手かった??」ってな感じで観ていてグイグイ引き込まれます!
アコーディオン担当のひーちゃんさんは、木琴やトライアングル、声を使い、
ライブ演奏でありがちは一本調子的展開を気持ちよく崩していき、
次はどんな展開かな?と思わせる期待感が。
確かに「これならプログレ畑の人達から十分、誘われるよなぁ」という演奏と楽曲
とても気持ちの良い演奏の時は目を瞑って聞いてしまうので、
最後の方は目を瞑っておりました。
時間の関係もあるんでしょうが、途中、チラッと即興演奏っぽい部分があり
この部分をもう少しだけ聞きたかった!
良い意味でマニアックになり過ぎない京都のプログレバンドやね!!
※プログレ(プログレッシヴ)とは演奏スタイルではなく常に前進するという『姿勢』です

その後の大トリ「石橋英子」さんも観たかったのですが、
人の多さと熱気で気分が優れず撤退。。。
帰りはクールダウンと【ASOBO】の打ち合わせを兼ねて
かもがわカフェでココアを飲み、オーナーの大ちゃんと来年も攻めで行こう!と話して
帰りにミスドでドーナツ買って帰宅。



久々に気持ちの良い夜でした

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