書家のアトリエにて

hellben lab. トッシー

2007年12月18日 16:59

今月の23日に石田大成社ホールで
イベントタイトル【冬花火】と題して、
先日、行われたワールドカップバレー2007の開会式でも演奏した、
京都の和太鼓集団『BATI-HOLIC』と、
京都在住の書家・吉田直未氏が共演します。
吉田氏とは去年、コラボレーション作品(即完売!)を作成しました。

吉田氏は幼少の頃から書を学び、国内外の公募展や国際展で数多くの賞を受賞。
また、舞台の空間演出や各分野のアーティストとコラボレーションを精力的に行い、
コンテンポラリーダンサーや即興音楽家からも信頼と絶賛を浴びています。

そんな、吉田氏からイベント当日に、
販売するエコバッグとTシャツ作成を依頼され、
打ち合わせの為に、彼のアトリエへお邪魔することに。

部屋に入ると部屋内の壁面全てに墨がかからない様に
養生シートがバッチリ張ってあります。
さすが、書家!!って感じの部屋です。

商品に関してはまた、コラボレーションで作成したいと言ってくれたんですが、
今回の彼の作品を見させて頂くと、あえて僕のデザインを入れる必要がない。と
感じたので、今回は作成に徹する事にしました。


かなり大きな筆や竹で出来た特殊な筆があったりします。

そんな部屋で彼のこれまでの作品をセレクトしたりしていましたが、
やはり、書の持つ瞬発力を表現したいと思ったので、
我がままを言って、その場で何枚かを書いて頂きました。



目の前で息を止め一気に書き上げていきます!
サイズの小さな紙に書いていますが十分に迫力ある光景です。

で、何枚か書いてもらったものを選別する為に並べて観賞。
ちなみに、『旅』という文字です。


これらを持ち帰り、後は僕がCPに取り込み
プリント作業を施しバッグやらTシャツを作成していく訳です。
もう、頭の中で大まかなレイアウトは決まってあるので
作成に際しての苦労はないとおもうのですが、
問題はその場で書いてもらった迫力や臨場感を商品にどれだけ表現できるか…
せっかく書いてもらった“書”を殺さない様にしなければ
僕も気合いを入れて作成させていただきます!