横尾忠則展…その2

hellben lab. トッシー

2008年08月25日 01:05

横尾忠則展に行くのは今回で二度目ですが、
やはり、今回も有無を言わさずの圧倒的なパワーをひしひしと感じましたねー

特に絵画での色ベタの存在感と色彩感覚はもちろんの事
(上からのもの言いではありませんよ!)
天性の感覚でしょうが、完璧なレイアウトと構成力に感服。。。
隠し絵的な部分も含めると一つの作品を見ると
色んな発見があるので本当に面白い!! 嗚呼、天才。。。

特に今回の展示で感動したのは
60年代後半から70年代のグラフィックデザイナー時代に作成された天井桟敷等の
アングラ系ポスター用の版下に描かれた0.1ミリのケイ線での細部まで綿密に
描かれたイラストの数々。

色指定用の色チップがたくさん貼ってありますね〜
その周りには色支持が鉛筆でびっしりと書かれてます


僕はこの辺りのポスターは全て特色での印刷かもしくはシルク印刷と
思っていたんですが、実は全て4色分解の掛け合わせでの印刷だというのを
初めて知った時の驚愕と感動といったらもう…。。。
自分もマックが出る以前に色指定等を
トレーシングペーパーにしていた時期があったので、
「横尾さんも同じ様に色指定とかしてたんやなぁ…」(当たり前ですが)
「文字間のツメや行間なども写植を切って貼ってしてたんやなぁ」うんうん。。。
という、勝手に妙な親近感をもち、また同時に「しかし印刷所泣かせの色指定やなぁ」
という半ば、呆れ感のような感心(?)をしておりました

その後、二人のとっちゃん坊や達は灘から海岸沿い歩いて
元町の中華街を目指すのでした。。。

つづく。

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